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京都かんざし

日本伝統の髪飾りである簪(かんざし、カンザシ)。和の文化が見直される今、若い人の間でかんざしがブームになっています。
伝統工芸を駆使した繊細なデザイン、素材や種類の多彩さ、和装だけでなく洋服にも合わせられる汎用性など、和の文化に興味を持った人が一番手に取りやすいのが簪なのです。
千年の歴史が息づく京都でも、簪は人気を集めています。伝統を守りながらも新しい文化を生み出し続ける京都で、簪の魅力を再発見しましょう。

京の花街を彩る簪――舞妓さんのかんざし

京都は季節の色彩が濃い街。寒暖の差が激しい気候のために花や紅葉の色が鮮やかに移り変わるのに加え、四季折々の行事を大切にする習慣があり、建築物の外観に制約を設けるなどして景観を守っているおかげでしょう。そんな京都の中でも特に古都の趣を大切にしているのが、東山区の祇園界隈です。祇園の町を歩けば、艶やかな装束に身を包んだ舞妓さんや芸妓さんの行き交う姿を見ることができます。
舞妓さんの日本髪を飾る花簪は、季節の移ろいを映して月ごとに替わります。2月に梅、3月に菜の花、4月には桜…と季節の花々を模したり、7月の祇園祭・宵山では白銀の梵天(ぼんてん)、12月に南座の顔見世興行が始まると小さな看板を模した「まねき」にご贔屓のサインを入れたり、と風雅な京の文化を教えてくれます。また、正月には稲穂のかんざしを挿して豊作を祈るそうです。かんざしには日本の四季や文化が表現されるのです。
【舞妓の花かんざし】
1月(正月・睦月) 松竹梅、稲穂、鶴
2月(如月) 梅、お化け
3月(弥生) 菜の花
4月(卯月) 桜、しだれ桜、蝶々
5月(皐月) 藤、菖蒲、あやめ
6月(水無月) 柳、あじさい
7月(文月) 団扇、祇園祭、金魚
8月(葉月) すすき
9月(長月) 桔梗
10月(神無月)
11月(霜月) 紅葉
12月(師走) まねき、餅花
上記以外にも、様々なモチーフで季節を表します。 
正月の稲穂のかんざしには小さな鳩の飾りが付いており、意中の人に目を入れてもらうと思いが通じる、とも言われています。
2月の「お化け」とは節分に行う厄払いの行事のこと。舞妓さんたちが仮装して花街を歩きます。町娘風に平打ちかんざしなどを挿して仮装を楽しみます。
町で舞妓さんを見かけたら、ぜひかんざしに注目してください。

頂点の女性たちが身に着けたかんざし

祇園の舞妓、吉原の花魁など、花街の主役である女性たちは結い上げた髪を大きなかんざしで飾っています。現在で言えば盛り髪でしょうか。これは頭髪を含む顔全体の中で目の位置が低いと幼く可愛らしく見える、という効果を狙ったものだと言われます。また、しだれ桜の花かんざしのように顔の前でゆらゆら揺れる装飾は異性の興味を引くとされます。花街の女性たちは、かんざしを駆使して自らを魅力的に演出したのです。
一方で舞妓さんや花魁の髪型を見て、重くないのかと疑問に思う人も多いでしょう。特に歌舞伎で知られる花魁の伊達兵庫という髪型では、松や琴柱をあしらった簪を左右に計6本、大玉の珊瑚の簪を2本を挿し、前頭部にはべっ甲の櫛を3本もつけています。
実際にそれらの簪を手に取ってみると、軽さに驚かされます。位の高い遊女である花魁が身に着けたのは、高価なべっこうかんざしや珊瑚かんざしです。海の中で自在に泳ぐ亀の甲羅を使ったべっ甲は、とても軽いのです。べっ甲の軽さを損なわずに装飾するため、蒔絵や透かし彫りをあしらったカンザシもあります。また、珊瑚も石灰で構成される軽量な素材です。高級な天然素材の中でも特に軽く手触りのよいものが、かんざしの材料として使用されてきました。
舞妓さんが身に着けている花簪はつまみかんざしとも呼ばれ、つまみ細工という手法で作られています。羽二重やちりめんなどの布地を小さな正方形に切り、重ね合わせてつまみながら花などのモチーフを形作ります。薄い絹地にふくらみを持たせながらつまみ合わせるので、大きくても軽いのです。
豪奢な装飾品であるかんざしも、実用性が重視されていることがわかります。

大切な人にかんざしを贈る

高知に伝わるよさこい節に「おかしなことよな はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た」という一節があります。安政2年、修行に励む僧侶がご法度の恋人のために簪を買ったというスキャンダルを歌ったものです。この買い物が騒ぎ立てられたせいで二人は追放され、離別することになるという悲恋の物語です。
このよさこい節から、江戸時代には男性から女性へ簪を贈るのは特別なことだったということが伝わります。現在でいう指輪のような感覚でしょうか。江戸時代ほどの意味がなくとも、アクセサリーとしてのかんざしを贈られるのは嬉しいもの。現在においては指輪ほど意味深でなく、サイズの大小がないカンザシは、贈る方にも贈られる方にも嬉しいアクセサリーです。
多種多様で贈る人を思い浮かべながら選ぶ楽しみがあること、軽くて嵩張らないかんざしは旅の邪魔をしないことなどの理由から、カンザシはお土産やプレゼントに選ばれるようになったのでしょう。

京都の思い出にかんざしを

京都の街を歩いていると、和服を着ている人をよく見かけます。舞妓さんの艶やかな着物とは違う普段使いの和服は、景観に溶け込みつつも着る人の個性を際立たせます。
独特の異国情緒を漂わせる、大正ロマンの出で立ちを楽しむ人も増えています。洋服の感覚で着こなせること、アンティーク着物が安く手に入るようになったことなどが人気の理由でしょうか。書生風の着物にハンチング、というスタイルの男性もよく見かけます。京都には普段から着物の人が多く、「着物パスポート」のように和服の人へのサービス制度もあり、和装を楽しむにはもってこいです。街着としてそぞろ歩きを楽しんでも、訪問着で高級料亭に赴いてもいいでしょう。
和装に必要なものを一から揃えるとなると大変ですし、短い旅行に大荷物を持ちこむのは厄介なものですが、各地にある着物レンタル店を利用すると便利です。
着物で街へ出たら、是非かんざし屋で思い出の一本を手に入れてください。楽しい旅の思い出を残すのにかんざしは最高です。一言にかんざしといっても、その種類は多彩。手に入りやすいものを中心に、いくつかの種類を見てみましょう。 〈かんざしの種類〉

つまみかんざし、花かんざし
舞妓さんの簪に代表される古典かんざし。小さく切った布地をつまみあわせて花を形作っています。

玉かんざし
珊瑚(さんご)や翡翠(ひすい)、蜻蛉玉(とんぼ玉)、七宝焼(京七宝)などの一粒玉に一本ないし二本の棒がついたクラシックかんざし。

平打かんざし
花や家紋などが彫られた平たい円の飾りに同素材の棒がついたもの。銀製のものは銀平と呼ばれます。古くからべっ甲が使われましたが、近年は丈夫なアセチロイドという素材も使われています。

扇形かんざし(バチ型かんざし)
扇や三味線のバチのような形をした平たいかんざし。漆やべっ甲などの土台に蒔絵や透かし彫りなどの細工を施してあります。

櫛かんざし(コームかんざし)
櫛に飾りをあしらったカンザシ。

カジュアルかんざし(普段使いかんざし)
現代風のアレンジを加えた洋服にもよく合うカンザシの総称。ラインストーンやレザー、羽根など多様な素材が使われます。Uピン型になったもの、チャーム付きなど種類は様々です。
古典的なつまみかんざしの技術でバラなどの洋花をコサージュ風に作ったかんざしや、扇形かんざ しにヘナアートで絵を描いたものもあります。

値段は主に素材で決まります。べっ甲や珊瑚などの希少な天然素材、漆や蒔絵、螺鈿(らでん)など高度な技術が用いられたものは総じて高価です。
ガラスで出来たトンボ玉やラインストーンを用いたものならば、安くて可愛らしいものも豊富にあります。
はじめてカンザシを買うならば、かんざし専門店で使い方や合わせ方を尋ねてみるといいでしょう。好みや場面に合わせたかんざしを紹介してくれるはずです。
べっ甲や珊瑚などの天然素材や、とんぼ玉や七宝焼などの伝統工芸品を用いたカンザシの多くは、同じものが二つとない一点もの。気に入ったものがあれば、その出会いを大切にすぐに手に入れてください。
かんざしは日本が生んだ伝統的な髪飾りですが、若い世代ほど和装にこだわらず気軽に取り入れています。水引かんざしはリボンモチーフとして、珊瑚はパワーストーンとして馴染みがあるようです。シャープな印象の銀簪はシルバーアクセサリーの一つとして男性にも受けています。

かんざしは日本髪にはもちろんのこと、夜会巻きやお団子ヘアーなどにもよく合います。かんざしの挿し方は慣れればとても簡単で、一本でロングヘアをまとめることもできます。日本人の髪をまとめるために進化してきたヘアアクセなのですから、当然のことでしょう。いつものヘアアレンジも、かんざしを加えることで個性的なお洒落になります。洋服に合わせる時は、まずは素材を活かしたシンプルなものを取り入れるのがおススメ。使い方に慣れたら、重ねづけであなただけのアレンジを考えてみてください。

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