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日本の伝統文様として挙げられる、市松文様。


オリンピックのロゴにも使用され、「和の文様」として用いられていますが、正方形を格子状に並べられたシンプルな柄ゆえに、西洋でも同じ柄を「チェック柄」と呼び、同じく親しまれています。



西洋化の進んだ今では、日本では「チェック柄」、「市松柄」のどちらにも同じ位の親しみがあります。
同じ柄なのに、なぜ私たちは市松文様に日本らしさを感じるのでしょうか?
市松文様には、シンプルな中にも数々の縁起が込められています。

身近な柄である市松文様を、起源から遡ってご紹介させて頂きます。





「市松文様」の誕生


古墳時代の埴輪の服にもあしらわれ、古典より用いられてきた柄ではありますが、
正方形を格子状に並べた柄を「市松文様」と呼ぶようになったのは意外にも比較的最近の話です。
1741年、江戸時代に人気を博していた歌舞伎役者の「佐野市松」という人物が、
トレードマークとしてこの文様をあしらった袴を身につけていた事が名前の由来になります。



これより前の時代では、「市松文様」ではなく「石畳」や「霰(あられ)」と呼ばれ、親しまれてきていました。 日本の中でもこの柄に数多くの呼び名がつけられているのは、 シンプルな柄なだけに、様々なものに見立てる事ができることからなのかもしれません。



市松文様に込められた「縁起」


御節のように、日本の伝統的なものには必ず「意味」が込められています。 もちろん、伝統文様もその例に洩れず、市松文様をあしらった柄には特別な「縁起」が込められています。 市松文様は上下左右にどこまでも途切れることなく繋がっていく柄であることから、 子孫繁栄や事業拡大など縁起の良い文様として扱われているのです。



先に述べたように、2020年の東京オリンピックのエンブレムにも市松紋様が使用されており、 市松紋様の縁起に関わる「意味」が込められています。 エンブレムは、同じ形の四角形が組み合わさる通常の市松紋様と異なり、 三種類の四角形で構成されています。 これにより、「多くの文化や国が関わり広がっていく事による多様性」を表現しているのです。



「チェック柄」も「市松柄」も、見た目は同じでも込められている意味に違いがあります。 そんなところに「和」や「洋」を無意識に感じ取っているのではないでしょうか。



まとめ


いかがだったでしょうか? シンプルな中にも長く親しまれてきた伝統柄として継承してきた市松文様。 古典柄からモダン柄までよく馴染み、男女共に似合います! 親子で仲良く、友達と一緒に、カップル同士で、などなどペアコーデにもいかがでしょうか? 最後に市松文様をあしらった浴衣をご紹介致しますので、ぜひ見てみてください!



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