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    • 知ってた?誰でも見たことある「あの昆虫」由来の浴衣柄とその意味

夏着物や浴衣によく用いられる図案のひとつにある昆虫が使われているのをご存知でしょうか? それは、トンボ。お盆を境に見かけるようになる赤とんぼなど、日本人には馴染みの深い昆虫ですよね。
実は「赤とんぼ」は赤い色のボディーのトンボまとめた言い方であって固有の名前ではないのですが、それは置いておいて、図案化されていくにあたっての意味をまとめてみました。馴染み深い、という理由以外でも用いられているんです。
それでは早速見てみましょう!

勝虫と言われた昆虫たち

浴衣や着物の柄に昆虫!?とビックリされるかもしれませんが、着物では定番の柄になっているトンボ柄。
トンボは前にしか進まず、退くことができないため、勇猛果敢で勝負強い虫として、勝利を呼ぶ虫と「勝虫」と言われていたそう。ですが、同じく勝虫と呼ばれた昆虫は他にもいます。例えばムカデ。百足と漢字で書かれますが、百の足では確かに後退が難しそうです。
同じ「勝虫」でも着物や浴衣に選ばれるのはトンボだけ。見た目がオドロオドロしくなってしまう、などデザインの問題もありますが、図案化され長く愛される着物柄になったのにはもう少し理由がありそうです。

日本=トンボ!?

トンボは蜻蛉と漢字があてがわれていますが、この蜻蛉は、あきづとも読ませます。
「うまし国そ あきづ(蜻)島 大和の国は」と大和国=蜻蛉島と日本の国の異称として万葉集にも登場しています。
もともと、あきづ島と呼ばれていた倭国に、蜻蛉(あきづ)をかけたものですが、その由来は、伝承として、雄略天皇((在位456年~479年頃)が奈良の吉野に狩りに出かけた時、虻が来て腕に食いついた。そこにトンボが来て虻を喰い、飛び去った。それで天皇は「手のこむらに虻が取りついて、その虻を蜻蛉(あきづ)が早速に喰らい、こうして蜻蛉を名に顕そうとした。それで、そらみつ大和の国を蜻蛉島というのだ」と歌われたそう。

着物や浴衣の柄の由来

蜻蛉は秋に群れをなして空を飛ぶことが転じて、五穀豊穣を願う「穀霊の象徴」とされていました。
実益の部分では、害虫を取ってくれる水田耕作にとって欠かすことのできない貴重な益虫だったようで、弥生時代の銅鐸にも刻記されている例があるそうです。
つまり、五穀豊穣を願う繁栄の象徴として、「縁起」の良い柄として着物や帯の柄に取り入れられていったのではないでしょうか。縁起物を着物柄に取り入れるのは「松竹梅」や「熨斗」などご存知の通りだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ちょっとした歴史の旅になってしまいました。古き日本の時代から延々と語り継がれ、縁起物として図案化され、今着ている着物や浴衣の柄になってるなんてちょっとロマンを感じてしまいます。浴衣の素材にもデザインにもこだわりのある方は、ぜひ柄に思いを馳せながら選ぶポイントにしてみてはいかがでしょうか。

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