仕掛絵本根付-不思議の国のアリス

幼いころに親しんだお伽話『不思議の国のアリス』をテーマに、飛び出す絵本をモチーフに仕上げた立体的な造形が美しい根付です。
手のひらサイズに仕上げた豆本よりも小さな絵本には、本物の仕掛絵本を開いた時のような驚きに満ちた世界が広がります。ルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』は主人公アリスの夢の中の物語。動物たちも服を着て二足歩行で歩き、人の言葉をしゃべり出す。アリスが初めて出会った白兎は時間に追われるようにアリスの前を駆け抜け、後を追いかけアリスの奇妙な物語が動き出す--という物語冒頭のシーンを表現しています。物語を丁寧に紡ぐように、登場するモチーフをそれぞれ立体化、本の上で奥行きを持たせて配置することで、全方向から見ても楽しめる仕掛けを施しました。本の表面にはトランプ柄を彫り込み、表紙にはお伽話の象徴である「ハンプティ・ダンプティ 」の影絵を施しています。角や背、みぞを立体的に表現するなど細部の意匠にまでこだわりました。小さな物語の世界に引き込まれるプレゼントはいかがでしょうか。根付だけではなく、ペンダントトップとしてもお使いいただけます。