蓮華象根付

陸上で最も巨大なほ乳類・象を金属根付にデザインしました。大きな体躯に反し穏やかな気性から忍耐と忠誠、長命で実際にも知能が高いことから知恵を象徴する象。アジア圏の民族では4000年も前から象を使役し、時には戦象として軍事用に導入されることもありました。強大で賢い象のように、実力を持つほど温厚篤実であり、いざという時にこそ力を発揮したいものです。仏教では歓喜天、ガネーシャの姿として描かれ神聖視されています。それに合わせて蓮華を文様と立体でそれぞれ飾り、その清廉さを表現しました。鼻を持ち上げる象は幸運を呼び込むとも謂われています。