夏になるとお気に入りの浴衣を着て出掛けたくなりますよね!
花火大会やお祭り、夏は楽しいイベントがたくさんあります。
皆さんは浴衣を購入するとき、どんなところをポイントに選びますか?
好きな色やデザイン?サイズ感?値段?
人によって様々なポイントがあるかと思いますが、夏の暑い時期に着るものだけに「素材」というのも重要なポイントになるかと思います。
肌に触れるものですので、着心地は大事ですよね!
ひとえに浴衣といえど、素材だけでも様々なタイプがあります。
それぞれ特徴が異なるので自分の好みのものを選ぶと気持ち良く浴衣を着られますよ!
今回は浴衣の素材についていくつかご紹介します。

【綿紅梅】

よく浴衣に用いられる織り方の一つです。
素材は名前の一字目を見てもわかるように「木綿」で織られています。
夏着物などになると「絹紅梅」といわれるものもあり、同じ「紅梅」の織りでも絹で作られたものもあります。
では「紅梅」とはどのような織り方なのかを説明します。
薄めのさらっとした綿の生地に太めの綿の糸で格子状に模様を入れた織り方を「綿紅梅織り」といいます。
薄い綿の生地の部分と太めの糸とで生地に凹凸ができるため、平面的な生地に比べて肌にまとわりつきにくく、さらっと爽やかに着ることができます。
通気性も良いので、夏汗をかいても蒸れにくいです。
ちなみに、「紅梅」という名前は生地の凹凸感(勾配)から来ているといわれています。
日本らしい粋な名前ですね!

【綿絽】

夏ものの素材よしてはよく見られる織り方で、素材自体は名前にもあるように「木綿」です。
簡単に説明すると、生地に細かくドット状の穴を開けたような織り方で透け感があり、見た目にもとても爽やかです。
洋服でいうところのレースをイメーイジしていただくとわかりやすいかもしれません。
「搦み織り」という目を粗めに織る方法でつくられております。
さらっとした肌触りでとても軽やかなので着ていてとても気持ちが良いです。
ただ透け感のある素材なので透けてしまうのを防止するために着用する際は浴衣用の下着を着ることをおすすめします。

【綿麻】

名前を見てもわかるように「木綿」と「麻」を織り交ぜた素材です。
「麻」は通気性がよく、速乾性もあるので汗をかく夏の時期にはもってこいの素材です。
しかし、「麻」はシワになりやすいという弱点があります。
それを綿を織り込むことで軽減したのが「綿麻」です。
「麻」は黄色〜茶色のような色をしているので、白い木綿とともに織ることで全体が生成色になり、大人な雰囲気を演出できます。
「これまでのような浴衣は飽きた!」という方は「綿麻」にチャレンジしてみてください。
これまでと違った印象を与えることができるかもしれません。
「綿」と「麻」の割合はそれぞれの浴衣によって異なります。
「綿」が多めだと柔らかい肌ざわり、「麻」が多いとシャキッとして色も濃い目の生成色になります。
浴衣や反物についているラベルを見ると割合が表示されているので自分の好みの割合をチェックしてみて下さい。

【綿縮】

最後に綿縮をご紹介します。
綿縮とは糸をくるくると捻り、強い撚りをかけたものを使用して織った生地です。
糸に回転をかけた状態で織っているため、出来上がったときに糸がもとに戻ろうとするため生地にくしゃっとした凹凸、「絞」ができます。
肌にまとわりつかず、風を通しやすいため、夏の暑くて汗をかきやすいシーズンに適した生地といえます。
同じ「縮織」でも織られる地域によって少しずつ特徴が異なります。
有名なところですと「越後(小千谷)縮」「明石縮」などがあります。


いかがでしたでしょうか?
ついつい色やデザインだけで浴衣を選びがちですが、素材や織り方にも注目してみるとおもしろいかもしれません。
お店で浴衣を購入する際はぜひ見てみるだけでなく、生地を触って素材を確かめてみて下さい。
当店のように通販サイトなどで実際に触れない場合は素材の表記をチェックしてみて下さい。
暑い夏、爽やかな浴衣でお出かけしましょう!

ゆかた屋hiyori

日和(ひより)とは、「ちょうどよい」「なりゆき」「空模様」などと言った意味を持つ日本の言葉です。ライフスタイルに「ちょうどよい」をテーマに、もっと気軽に、自由に、お洒落に、日常生活に。「楽しく着る和の装い」をお手伝いします。伝統的な「和装」と、世界が注目する日本のポップカルチャー「kawaii」を融合させた新しいジャパニーズスタイルを提案します。

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